夜にその名を呼べば [読書]
1986年10月、ベルリン。欧亜交易現地駐在員の神崎は何者かに襲撃された。親会社の共産圏への不正輸出が発覚、証拠隠滅を図る上層部の指令で命を狙われたのだ。殺人のぬれぎぬまで着せられた神崎は壁を越えて東側へと亡命、そのまま消息を絶つ―それから五年、事件の関係者に謎の手紙が届けられ、神崎を追う公安警察もその情報を掴む。全員が雨の小樽へと招き寄せられたとき、ついに凄絶な復讐劇の幕が切って落とされた!
経済小説、警察小説、ハードボイルド、そして復讐劇。いろいろな要素の入った作品です。文体も読みやすく、ページも進む。後半、小樽で一体何が起こるのかとハラハラしながら読み進めました。
絵描きのオスカーや娼婦のブリギッテなど登場人物も魅力的に描かれている。ストーリー自体だけでなく情景描写を楽しむタイプの作品かも。








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